花粉症は一度発症すると治療は簡単ではなく、完全に治すことは難しいといわれています。
しかしアレルギー反応がでる花粉のシーズンに適切な対応をし、免疫力を高めるよう習慣を身に着ければ、その症状を緩和させることは十分可能です。
粘膜から花粉を取り除く
マスクやメガネで対策しても100%の花粉を防ぐことはできません。
ある程度は花粉が粘膜に付着してしまいますので、しっかり取り除いておきましょう。
目から花粉を取り除くためには、しっかり洗眼するのがよいでしょう。
しかし、大量の水道水は目を守る役割を持つ涙まで洗い流してしまうため、洗眼薬を使うことをおすすめします。
洗眼薬は1日当たりの使用回数が定められているものもありますので、用法を守って使用しましょう。
鼻の粘膜の洗浄には鼻うがいが効果的です。
鼻うがいは液体を鼻孔から流し込み、粘膜を洗浄する方法です。
しかし水道水などでは浸透圧が体液と大きく異なるため、鼻の奥がツーンと痛くなってしまいます。
そのため快適に鼻うがいをするための準備が必要です。
鼻うがいのために次の準備を行いましょう。
- 水道水を人肌程度まで温める
- 0.9%食塩水を作る(1リットルの水に対して9gの食塩を溶かす)
- 先が細くなっているボトルなどで鼻の奥に流し込む
また、鼻うがい専用の液剤も販売されていますので、準備が大変な人はそちらを利用するのもよいでしょう。
コロナウイルス感染対策としても粘膜の保護が重要です。花粉症対策と併せてコロナウイルス感染対策としても、正しいマスクの装着を行っていきましょう!!